肝硬変について。
概念:慢性肝疾患の終末像。肝臓全体が偽小葉(再生結節)に置き換わる。
原因:多くは慢性肝炎(B・C型ウイルス性肝炎)からの移行
症状:
・代償期:クモ状血管腫、手掌紅斑、女性化乳房、易疲労など
・非代償期:黄疸、腹水、側副血行路(食道静脈瘤、メズサの頭、痔核)、出血傾向、羽ばたき振戦、肝性口臭、肝性昏睡など
備考:検査は、AST・ALT上昇、プロトロンビン時間延長、アルブミン低下、γ-グロブリン増加、脾腫、偽小葉形成など。予後は不良。3大死因は消化管出血、肝細胞癌、肝不全。