先天性股関節脱臼について。
概念:先天的に大腿骨頭が寛骨臼から脱臼している状態。女児に多い。
原因:異常胎位(骨盤位、殿位分娩など)、遺伝・ホルモン・環境要因など
症状:新生児期:肢位異常(内転内旋位)、クリック音(屈曲外転時)など
乳児期:肢位異常(内転内旋位)、アリス徴候(看側下肢の短縮)、大腿内側皮膚溝の左右非対称、寛骨臼の空虚、処女歩行の遅延、トレンデレンブルク徴候、弾性墜落性跛行(両側で家鴨様歩行)など
備考:検査は、バーローテスト、オルトラニ徴候、クリックサインなど。
治療は保存的療法(リーメンビューゲル装具、整復など)、手術